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ゆりぐみたんけんたい②

園だより

年長児 みんなで「ゆりぐみたんけんたい」

 

2月19日の園だよりでお伝えした「ゆりぐみたんけんたい」のその後をご報告させていただきます。グループ毎に集まって“行きたい島の絵”を描き、その6つの島をつなげて「ゆりぐみたんけんたい」のお話を作りました。

「おうちじま」「どうぶつじま」「ほしじま」「うみじま」「きょうりゅうこんちゅうじま」そして、そこから皆で紙飛行機に乗って「にじのこまじま」に到着し、こま大会をしたら空から氷砂糖が降ってきたというお話です。

子ども達との相談で、このお話の中で歌を歌ったり、楽器を演奏したり、お話を読んだりして、それをお家の人やばら組さんやたんぽぽさんにも見せたいなど、色々なアイディアが出されました。

 

1.ナレーション お話を場面ごとに読む

 

2.場面に合った音を出す

ロケットの音はバスドラム、海の底の音は声とラッパ、宇宙船の音はハンドドラム、潜水艦の音はフレクサトーン、海の音はレインスティック、また、きょうりゅうの声を出す子どもやセミの鳴き声を出す子どもなどを相談して決めました。

 

3.全員で歌を歌う・楽器で演奏する

お話の場面に合った「わんぱくまーち「どうぶつじまへいこう」「こおろぎ」「にじ」を歌う事を決めました。

これらの歌は、今までに歌ってきた沢山の歌の中から選び、楽器担当の子ども達が歌に合わせて演奏する事にしました。

 

4.絵を持つ・絵をめくる

みんなで描いた絵を大きな紙芝居にしてそれを持つ子どもとめくる子どもを決めました。

 

5.ペープサート

遊びの中で、ペープサートを作り始め紙芝居をめくる時にペープサートを動かすことにしました。

 

6.こま大会と氷砂糖

最後に到着した「にじのこまじま」は、皆でこま大会をしたら氷砂糖が降ってきたというストーリーがあります。この時期、ゆり組ではこま回しに熱中する子どもがたくさんいて、こま大会を連日行っていました。お話の中でも実際にこま大会をしたり、時々自分たちが口に入れてもらう氷砂糖をお客さんの年中組の子ども達にも食べさせてあげようというアイディアが出てきました。

 

 

ナレーションの子どもは、たどたどしくも一生懸命お話をし、場面に合った音を出す子どもは音を出すタイミングが難しくドキドキしながらもやりとげました。紙芝居を持つ子どもは思い紙芝居を長い時間肩に乗せ、めくる子どもはタイミングの合図を待っていました。楽器の子ども達は、1人1つの楽器を担当する事で不安がいっぱいな表情でしたが、回を重ねる中で自信が出て来たのか、担当の楽器をしっかり演奏していました。子ども同士が「そろそろ準備をしなくちゃ。」「ドキドキするね。」など声を掛け合っている姿がほほえましく思えました。

 

 

子ども達のアイディアがたくさん詰まった表現

 

「それ いいね」「私だったらこうする」「そんなのへんだよ」「こうしたらいいんじゃない」「ぼくはいやだよ」「それって こういうことなの?」「おもしろいね」など、自由に自分の思いを出す事が出来ることの大切さを感じました。そして、どの子どもも何かしらの形で参加し、一人ひとりの力が最大に発揮する事が出来た活動であった事を嬉しく思います。一つのイメージを皆で共有することで、次から次へとアイディアが湧き出てくる事に驚かせられましたが、それは、日常の遊びや活動の経験の積み重ねがあってこその「ゆりぐみたんけんたい」の活動であったと思います。

 

 

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