シンバル集まれ(音楽的な表現活動)
園だより |
2学期に入り、5歳(年長)児ゆり組の音楽を中心にした活動では、音楽に合わせてスネアドラム(小太鼓)やバスタムタムを叩き、曲の最後にはシンバルを鳴らして、合奏を楽しんでいます。
今日は、幼稚園にあるシンバルを全部出してきて鳴らしてみました。6種類の様々な大きさのシンバルに子どもたちはびっくりした様子で、
「色んなのがあるね。」「どんなおとがするのかな。」と興味津々でした。
保育者が「たくさんあってシンバルの家族みたいだね。」と言いながら一つずつ鳴らしてみました。一番小さなフィンガーシンバルは「チーン」と澄んだ音、大きくなるにつれて深みのある音、一番大きなシンバル(片方だけをスタンドに立ててあります。)は「ジャーーーン」と迫力のある音が出ます。
「音のシャワー」
大きなシンバルを使って一人ひとりの子どもに〝シンバルの音のシャワー〟をしました。
音の余韻と波動を感じて「目に見えないけれど何か来た感じがする。」「ぞくぞくする。」「フワ―って感じがした。」など一人ひとりが不思議な感覚を味わう事が出来ました。
「音を出してみよう」
最後に一人ずつ、一番大きなシンバルを鳴らしてみました。遠慮がちに静かに鳴らす子ども、力強く鳴らす子ども、それぞれが自分なりの鳴らし方でその音を聴き入っていました。
桐朋幼稚園では、ただ歌詞を覚えて歌ったり、リズムに合わせて楽器を鳴らすだけでなく、一人ひとりがもつ歌や音のイメージを大切にしながら、それを表そうとする気持ちを大事にしています。音楽や表現の活動を通して、子どもたちが一体感やつながりを感じることに、私たち保育者も喜びを感じています。